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SACO合意 「形骸化せず」 防衛相、降下訓練巡り


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】米軍が3カ月連続で嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を実施した問題を巡り、木原稔防衛相は16日の閣議後会見で、伊江島補助飛行場での実施を合意した1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告が形骸化しているとの指摘について見解を問われ「今回の訓練は『例外的な場合』に該当し、SACO最終報告が形骸化しているとの指摘は当たらない」と否定した。
 15日に米軍が実施した降下訓練について「隊員の搭載、離陸、降下、着陸という一連の活動を2度、繰り返した。(滑走路が使用できない)伊江島補助飛行場ではできず、嘉手納基地を使用せざるを得なかった」と理解を示した。
 (明真南斗)