知事会談後、木原防衛相と報道陣の主なやりとりは以下の通り。
―訓練場整備計画の再検討の詳細は。計画撤回はないか。
「うるま市長から『地元の声を真摯(しんし)に受け止めてよく検討してもらいたい』と指摘を受けた。自民党県連から土地利用の在り方とともに『地元の理解を得ることを第一に引き続き丁寧に検討をお願いしたい』との厳しい要望をいただいた。改めてさらに検討を行うこととし、既に事務方に指示をした」
「要望は住民生活との関わりを重視して計画を検討するべきだというものと理解している。取得した土地の利用の在り方はさらに幅を広げて、検討していく」
―土地取得自体の再検討は。
「取得した土地について再検討していきたい」
―上空視察したゴルフ場跡地の印象は。
「学校施設がここだと指摘を受け、確かに近いとの感覚は持った」
―名護市辺野古の新基地建設を断念し、県との対話に応じるか。
「政府として普天間飛行場負担軽減推進会議の枠組みを引き続き活用していく。その上で当面は作業部会の開催を通じて、返還までの間、危険性除去の成果を一つ一つ積み上げていきたい」
「あらゆる機会を通じ、地元への丁寧な説明を行いながら、対話を図る。そして基地負担軽減を図るため、辺野古移設に向けた工事を着実に進めていく」
有料
「土地利用、改めて検討」 木原防衛相一問一答
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琉球新報朝刊