prime

【一問一答】玉城知事「訓練場、計画ありき」 防衛相との会談終えて


【一問一答】玉城知事「訓練場、計画ありき」 防衛相との会談終えて 玉城デニー知事(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

防衛相との会談後の玉城知事と報道陣の主なやりとりは以下の通り。

 ―木原氏は計画撤回の判断は示さなかった。
 「(計画地の)取得と整備ありきという従来の検討の域をはみ出ていない。これだけの強い反対の声があるということは、一度白紙に戻し検討してほしい。私は自衛隊を認める立場であっても、このような進め方には賛成しかねるということをはっきりと話した。この計画は唐突だ。自衛隊が普段活動する際の安定性にも非常に影響を及ぼすとも伝えた」

 ―防衛省から地元への説明についての評価は。
 「計画ありき、配備ありきで物事を進めながら説明することは、誠意を伴っていないと指摘されても仕方がない。賛成反対に関わらず、本来協議というものは、できれば1~2年でもかけてしっかりとやるべきだ。2022年末に安保関連3文書が公表されてから、性急に事を進めるやり方が強くなっている。県民の不安は高まっている」

 ―訓練場問題の着地点はあるのか。
 「石川青少年の家という年間4万人が利用する教育施設のそばに訓練場を造るということは、果たして全国的に例があるのか。私はないと思う」

 ―木原氏は普天間飛行場負担軽減推進会議の作業部会を開催する意向を示した。
 「(県が求める)推進会議の本会議を開催して私が参加して発言するということは、対話における意味合いは当然違ってくる。木原大臣は対話を心がける姿勢をしっかりと示すことが肝要だ」

さらに詳しく

知事、うるま訓練場「白紙に」 防衛相、撤回に否定的 沖縄で初会談 辺野古中断も要請

 玉城デニー知事は17日、県庁で木原稔防衛相と会談した。会談後に報道陣の取材に応じた玉城知事は、うるま市石川の陸上自衛隊訓練場の建設計画について住宅地や県立石川 …