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首里城の防災、現場で定期的な教育訓練を 監視カメラ拡充も予定 県検討委 沖縄


首里城の防災、現場で定期的な教育訓練を 監視カメラ拡充も予定 県検討委 沖縄 首里城正殿(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 與那原 采󠄀恵

 県は2月29日、首里城の指定管理体制の在り方などを検討する「首里城公園管理体制構築検討委員会」(委員長・蓑茂(みのも)寿太郎東京農業大学名誉教授)を那覇市内で開いた。正殿完成後の管理運営の仕組みの見直しなどを確認し、現場で定期的に講習会などの教育訓練を行う継続職能開発(CPD)を取り入れ、首里城公園の防災管理などについて、県および現場での人材育成や経験値の蓄積を図るとしている。

 会合では首里城の県営公園区域内での監視カメラ設備の機能強化についても議論した。県営公園区域内には監視カメラの未整備エリアがある。また、監視カメラが設置されていても無線(ワイヤレス)カメラのため高画質の映像伝送ができないなどのデメリットがあることから、監視カメラの設置範囲を広げ、カメラも有線カメラに改修を行うなど機能強化を行う予定だ。

 (與那原采恵)