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嘉手納基地でのパラシュート降下訓練、沖縄県が中止求める 国は「例外的」と容認


嘉手納基地でのパラシュート降下訓練、沖縄県が中止求める 国は「例外的」と容認
この記事を書いた人 Avatar photo 沖田 有吾

 米空軍が14日に嘉手納基地でのパラシュート降下訓練を計画していることについて、県は13日、沖縄防衛局と外務省沖縄事務所、米空軍第18航空団に対して、訓練を実施しないよう求めた。

 県によると国側は、伊江島補助飛行場の滑走路が整備されておらず使用できないことなどから「例外的」として容認する姿勢を示した。古堅圭一基地対策統括監は、沖縄防衛局に対し「可能ならば日本側の予算で(滑走路の)応急処理の実施を検討できないか」と求め、防衛局担当者は「本省、政府内で共有したい」と回答したという。

 県側は口頭で「訓練が実施されるたびに日米両政府に厳重に抗議しているにもかかわらず、新たに訓練計画が判明したことは、県民の思いをないがしろにするもので大変遺憾だ」と指摘した。

(沖田有吾)