伊江村の伊江島補助飛行場で2日、米軍がパラシュート降下訓練を実施していたことが10日、村への取材で分かった。
米軍は伊江島補助飛行場の滑走路の改修工事が必要だとして、昨年12月から嘉手納基地で同訓練を「例外的措置」として実施している。滑走路が修繕されていないにもかかわらず、伊江島で同訓練を実施したことになり、嘉手納基地を使用する理由と矛盾する。
村担当者によると2日午後、伊江島補助飛行場で、複数の米兵が輸送機からパラシュートで降下する様子を村職員が確認した。
また、4月にも同飛行場でパラシュート降下中の米兵が確認されていた。
米軍は1月25日にも伊江島補助飛行場でパラシュート降下訓練を実施。訓練中の米兵3人が提供施設区域外に誤降下した事例がある。県はこの件で、2月に米軍に抗議し、従来の説明と「矛盾する」と指摘していた。
(金城大樹)
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