沖縄うるま陸自訓練場整備　「適切ではない」　隣接の金武町長

　【金武】うるま市石川のゴルフ場跡地への陸上自衛隊の訓練場整備計画について、うるま市に隣接する金武町の仲間一町長は19日、開会中の3月定例会本会議で「うるま市長や県知事、県議会なども白紙撤回を求めている段階での配置は適切ではないと考えている」と初めて計画について言及した。前田健次町議の一般質問への答弁。

　計画されている陸自訓練場が、金武町屋嘉区の近隣に位置していることについて、仲間町長は「訓練場の整備により、住民の生活環境などに影響が出ることが予想される」とし、「今、訓練場を配置するということは県民が許さないんだろうと思う」などと述べた。

　金武町ではこれまでに、町内の全5区長が加盟する町区長会（会長・島本勇人屋嘉区長）が、「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」へ加入するなどしており、反対の意思を示す動きがあった。