石垣市議会野党連絡協議会(長浜信夫会長)は28日、市役所内で会見し、政府が防衛力強化のために進める「特定利用空港・港湾」事業で石垣港を指定する方針であることに対し「強く抗議し、撤回を求める」と訴えた。政府は4月1日にも正式決定し公表する見通し。
長浜会長は「自衛隊の民間施設利用の詳細を市民に十分知らせぬまま」だとして、指定に前向きな中山義隆市長の姿勢を批判した。石垣港は自衛隊のみならず、米軍との共同訓練などの利用拡大につながる可能性があるとし「これは事実上の軍民共用施設」への変容で「軍事利用へつながるのではないか」と危機感を示した。
(照屋大哲)