米軍3基地で住民避難受け入れ 津波警報から最長2時間 普天間、嘉手納、瑞慶覧 沖縄


米軍3基地で住民避難受け入れ 津波警報から最長2時間 普天間、嘉手納、瑞慶覧 沖縄 米軍普天間飛行場(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

【中部】沖縄で13年ぶりに津波警報が発表された3日、米軍嘉手納基地と普天間飛行場、キャンプ瑞慶覧は周辺住民の避難のため基地内への立ち入りを認めた。宜野湾市や北谷町が各基地と結んだ災害時の協定に基づく対応。北谷町と嘉手納基地の協定期限は切れているが、協定は無効とはなっておらず、立ち入りできた。

宜野湾市によると、米軍普天間飛行場は午前9時過ぎから同11時半ごろの間、キャンプ瑞慶覧では同9時10分ごろから同10時50分ごろの間に立ち入りできた。米軍側は避難した人数を公表しなかった。

嘉手納基地の第18航空団によると午前9時22分から午後1時9分まで、約250人の住民を受け入れた。協定では避難路として利用することが想定されていたが、基地内での滞在も認められた。

北谷町と嘉手納基地は2023年度末から協定の更新に向けて話し合いを始めている。

(梅田正覚、金盛文香)