自衛隊の訓練場、沖縄本島で準備 防衛相「仮に」うるま断念でも


自衛隊の訓練場、沖縄本島で準備 防衛相「仮に」うるま断念でも 木原稔防衛相
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 【東京】うるま市石川への陸上自衛隊訓練場整備計画について、木原稔防衛相は9日、衆院安全保障委員会で「仮の話」と強調した上で「うるま市石川のゴルフ場跡地が購入できなくても訓練の必要性(が増加すること)は変わらない。沖縄本島のどこかで訓練場用地を準備しなければならない」と発言した。屋良朝博氏(立民)への答弁。

 木原氏が国会で別の土地での訓練場整備に言及するのは初めてとみられる。

 防衛省は計画の大幅な見直しを検討しているが、現行計画を取りやめるとしても沖縄本島内の別の場所に訓練用地を設ける意向であることが明確となった。

 屋良氏から2024年度予算に土地購入費を計上する前にうるま市長との合意を得たのか問われた。木原氏は合意については明確には答えず、予算計上への理解を求める答弁の中で別の用地を確保する必要性に言及した。 

(明真南斗)