明 真南斗 うるま市石川での陸上自衛隊訓練場整備計画について、木原稔防衛相は2日、衆院安全保障委員会で検討状況を問われ、一案として「県立石川青少年の家」に近い区域を住民にも開放する「交流の場」にし、それ以外の土地を訓練場にする案があると例示した。屋良朝博氏（立民）への答弁。
地元やうるま市、県などから白紙撤回を求める声が上がる中、防衛省は大幅な見直しを含めて計画の再検討に入っている。最終的な結論は不透明だが、例示された一案に対して地元からは「土地を取得してしまえば、その後は中身を変えてくる」などと、疑問視する声が上がった。
木原氏は「細長い敷地の中で地元住民が懸念する教育施設の近くは訓練場ではなく交流の場として、それ以外の部分は訓練場として使わせてもらうなどの新たな検討をしている」と語った。
防衛省は2月以降、用途を変える案や別の場所を探す案を含めて大幅な見直しを検討している。地元の反対が強まる中、予定地の取得自体も断念せざるを得ないとの見方も強まっている。
（明真南斗）
うるま陸自訓練場
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2024/05/08
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