八重山広域市町村圏事務組合議会の箕底(みのそこ)用一議長らは22日、県庁を訪れ玉城デニー知事宛てに第5世代移動通信システム(5G)基地局の整備加速化などを求めた=写真。
同議会は要請書で、2020年3月から提供されている携帯電話会社の5Gサービスについて、八重山圏域はいまだ基地局が整備されていない地域が多いと指摘した。箕底議長らは「3日の津波警報発令時も真っ先に通知がきたのはスマホ。山間部で電波が悪いと(通信が)つながりにくく、2次災害にもつながる」と話し、基地局の整備加速化と通信品質の向上を強く求めた。
要請を受けた県企画部の加賀谷陽平企画振興統括監は「事業者と話し合い、互いに役割分担をしながら進めていく」と述べた。
(與那原采恵)