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森林保護支援 強化を表明へ ブラジル訪問で首相


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 岸田文雄首相は、5月上旬に予定するブラジル訪問で、同国北部アマゾン地域の森林保護支援強化を表明する方針を固めた。資金拠出に加え、農地開発を目的とした森林破壊を防ぐための荒廃農地再生支援が柱。ルラ大統領との会談で気候変動対策・脱炭素社会に向けた包括的な協力文書「グリーン・パートナーシップ・イニシアティブ」を交わす予定だ。
 ブラジルは2025年の国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)の開催地で、ルラ政権は「世界の肺」と呼ばれるアマゾン保護に力を注いでいる。支援強化は温暖化対策への寄与と同時に、「グローバルサウス」と呼ばれる新興・途上国の筆頭格であるブラジルとの関係強化にもつながると判断した。