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降下訓練中止を嘉手納町長訴え 5カ月連続実施 沖縄


降下訓練中止を嘉手納町長訴え 5カ月連続実施 沖縄 上空からパラシュートで降下する米兵=4月19日、米軍嘉手納基地(ジャン松元撮影)
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 米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)で米空軍が5カ月続けて実施しているパラシュート降下訓練について、嘉手納町の当山宏町長は2日、町役場で取材に応じ「住宅密集地でこれ以上訓練が続くのは認められない」と中止を求めた。

 日米間には、例外的な場合を除き伊江島補助飛行場で訓練を行うとの合意がある。当山氏は日本政府に対しても「合意を超える運用はきっぱり断るべきだ」と述べた。

 米側は嘉手納で訓練する理由について、伊江島の滑走路が劣化し、機体の離着陸に適さない状態になっているからだと説明している。