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無投票の可能性・石垣市区<6.16沖縄県議選最前線・情勢を探る>(15)


無投票の可能性・石垣市区<6.16沖縄県議選最前線・情勢を探る>(15)
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 定数2の石垣市区は現職2人が立候補を予定しており、現状では無投票の公算が大きい。一時、中立の新人1人が立候補を検討していたが断念した。

 与党系無所属の次呂久成崇氏(50)は市石垣に事務所を構え、3期目に向けて奔走する。立民、共産、社民の推薦を受け、連合沖縄や自治労の支援も取り付けるなど革新票を中心に手堅く固める。各離島へのあいさつ回りや市民勉強会などにも参加し、2期の実績を訴えている。今後、企業回りや、若年層の取り込みに向けてSNSの活用にも力を入れる。

 自民公認の大浜一郎氏(62)は市浜崎町に設置した事務所を拠点に、市内で手ぶりなどをして支持拡大を図る。公明の推薦を受け、3選に向け自公の票をまとめる。石垣市商工会や八重山建設産業団体連合会、市観光交流協会の有志団体から支援を受けるなど、経済団体や保守層の票を固める。各離島の懇談会への出席や企業回りで幅広い支持獲得を狙う。

 (’24県議選取材班)
 (おわり)