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哀悼と連帯を表明 中東各国、声明相次ぐ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【エルサレム共同】イランのライシ大統領、アブドラヒアン外相の突然の訃報に中東各国の政治指導者らは20日、相次いで哀悼の意を表明、イラン国民との連帯の意を示した。エジプトのシシ大統領は「大いなる悲しみを巡りイラン指導部や国民と連帯する」との声明を発表した。
 トルコのエルドアン大統領は「イラン国民と中東地域の平和のためライシ師が果たした努力を目撃した」とX(旧ツイッター)で強調。アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領やカタールのタミム首長は「神の御許で安らかなることを」と弔意を表明した。
 イランから軍事支援を受けるシリアのアサド大統領は「両国の戦略的関係が発展するよう共に協力した」と振り返り「イラン国民と連帯する」と語った。
 イランは、パレスチナ自治区ガザでイスラエルと戦闘を続けるイスラム組織ハマスを支援。ハマスは声明で「イランの同胞と悲しみ、痛みを共有する」とし「パレスチナの大義や正当な抵抗運動に対する支援に尽力してくれた」と強調した。