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「日米交流大使」 外相が任命方針 プログラム参加者から


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 上川陽子外相は23日に那覇市内のホテルで県内経済団体などと面談した際に、外務省の交流事業「アメリカで沖縄の未来を考える(TOFU)」プログラムに参加した学生の中から「日米交流大使」を新たに任命すると述べた。SNSで日米交流の発信などを任せる考え。上川氏はこの日、TOFUプログラムの参加者とも面談した。

 県内経済界との面談では、沖縄経済同友会の渕辺美紀代表幹事から、国際人材育成のためにTOFUプログラムの企業版や女性版の創設など拡大を望む声があった。上川氏は今後、プログラム参加者の「同窓会」などネットワーク作りにも取り組むと応じた。

 外務省沖縄事務所によると「交流大使」の導入時期は未定。TOFUプログラムは2017年度に始まり、これまで140人が参加し、106人を米国研修に派遣した。

 (島袋良太)