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具体的、実効性ある再発防止策を 米兵性的暴行続発 うるま、西原で抗議決議 沖縄


具体的、実効性ある再発防止策を 米兵性的暴行続発 うるま、西原で抗議決議 沖縄 うるま市役所(資料写真)
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 相次ぐ米兵による性的暴行事件を受け、うるま市議会(比嘉直人議長)と西原町議会(大城純孝議長)は8日、いずれも臨時会を開き意見書と抗議決議を全会一致(うるま市議会は2人欠席)で可決した。

 うるま市議会は、「米軍の管理体制が全く不十分であり、強い憤りを禁じ得ない」として、「被害者への謝罪と完全な補償」や「米軍人・軍属の綱紀粛正と実効性のある再発防止策の確立」「米軍人・軍属による事件・事故発生時の関係自治体への速やかな情報提供」「日米地位協定の抜本改定」を求めた。

 西原町議会は、米軍に「事件により町民・県民が一層恐怖にさらされている現実を受け止め、抜本的な方策を講じ、具体的かつ実行性のある事件・事故防止策を実施」するよう要求。再発防止策をはじめ、「日米地位協定の抜本的な見直し」や「在沖米軍基地の整理縮小・撤去」を求めた。

(石井恭子、藤村謙吾)