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水道料、減免拡充を検討 沖縄県議会一般質問 補助金3.4億円活用


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 沖縄県議会6月定例会は12日、一般質問1日目の質疑があり、沖縄自民・無所属の会の8氏が登壇した。県が値上げを予定する市町村への水道供給単価ついて、宮城力企業局長は、県の補助金が数千万円増える見込みだとし、10月開始予定の減免額の拡充などを検討していると明らかにした。島尻忠明氏への答弁。

 県企業局は、10月から2026年4月にかけて市町村への水道料金供給単価の段階的な引き上げを実施予定。当初は、10月から23円引き上げ予定だったが、負担軽減を目的に、県の一般会計を活用した補助金3億4000万円を活用し、25年3月までは4.4円の減免を実施するとしていた。

 減免額などは、値上げが始まる10月までには決定する予定だという。

 玉城デニー知事は26日に開幕するパリ五輪のサッカー男子日本代表に県出身のGK野澤大志ブランドン(宜野湾中―第一学院高出、FC東京)が選出されたことに対し、「県出身選手が活躍することは、県民の希望であり、誇りにもなる。県民挙げて応援をしていきたい」とエールを送った。仲村家治氏への答弁。

 県は泡消火設備を有する県有施設が10施設あり、うち県庁舎を含む5施設にある泡消火設備の配管などに有機フッ素化合物(PFAS)を含む泡消火剤が残っていると明らかにした。仲里全孝氏の質問に、宮城嗣吉総務部長が答えた。今月中にも県のホームページで10施設を公表する。

 (與那原采恵、石井恵理菜)