給食費の混乱で知事謝罪　沖縄県議会　無償化へ改めて意欲

　沖縄県議会(中川京貴議長)は17日、6月定例会の一般質問3日目を行った。沖縄自民党・無所属の会と公明党、維新の会、てぃーだ平和ネットの8氏が登壇した。県が2025年度から開始を予定する県・市町村立中学校に通う中学生の学校給食費無償化支援事業について、制度の発表時期や補助対象を巡り市町村の間で混乱を招いたとして、玉城デニー知事は「申し訳ない」と反省の弁を述べた。糸数昌洋氏(公明)への答弁。

　玉城知事はその上で同事業は「学校給食無償化の第一歩だ」と改めて強調。引き続き制度の仕組みを説明していく考えを示した。

　宮古圏域初となる県営公園「宮古広域公園」(仮称)の整備について、前川智宏土木建築部長は全体面積約50・2ヘクタールのうち、23年度末までに約1・9ヘクタールを取得しており、面積ベースの進捗率は約5・8%だと明らかにした。供用開始時期は現時点で明示は困難だと説明した。新里匠氏(沖縄自民・無所属の会)への答弁。

　(石井恵理菜まとめ)