【主な政策一覧】那覇市議補選 経済、生活向上で舌戦 10人が7議席を争う 21日投開票 沖縄


【主な政策一覧】那覇市議補選 経済、生活向上で舌戦 10人が7議席を争う 21日投開票 沖縄 那覇市役所(資料写真)
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 那覇市議会議員補欠選挙(定数40、欠員7)が14日に告示され、前職2人、元職2人、新人6人の計10人が7議席を争い、選挙戦を繰り広げている。

 投開票日は21日。同市議補選の単独実施は1996年以来28年ぶりとなる。各立候補者は14日から精力的に街頭演説などを続けており、観光や経済の活性化や教育環境の向上、福祉の充実などを訴えている。

 政党公認は自民、立民、共産、維新、社民が各1人、諸派1人。無所属は4人となっている。

 現在の市議会構成は与党17人、野党12人、中立4人。立候補者の与野党内訳は与党4人、野党3人、中立3人。市議補選の結果で与野党構成が逆転する可能性は低いとみられる。

 複数の陣営によると市議補選の認知度が低いことが課題だ。過去の実績でも、96年市議補選の投票率は25・36%で、市選挙管理委員会が把握する48年以降の選挙では過去最低となっている。

 期日前投票は15日に始まり20日まで。那覇市役所本庁舎、首里支所、真和志庁舎、サンエー那覇メインプレイス、イオン那覇店に投票所が開設されている。

 21日は市内49カ所に投票所が設置され、開票作業は那覇市民体育館で行う。市選挙管理委員会によると、同日午後11時ごろには大勢が判明する見通しとなっている。

 那覇市の選挙人名簿登録者数は13日現在、25万7552人(男性12万3339人、女性13万4213人)。

 補選は公職選挙法の規定で欠員が定数の6分の1を超えた場合に実施される。那覇市議会(定数40)では、汚職事件により昨年10月に1人が辞職し、6月の県議会議員選挙に市議6人が立候補したため、欠員7となり補選の実施が決まった。

(嘉陽拓也)