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宜野湾市長、官房長官に 普天間跡地利用 取り組みを要請


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 【東京】宜野湾市の松川正則市長は25日、林芳正官房長官らと面談し、米軍普天間飛行場の跡地利用に向けた費用の支援などを求めた。24日には自見英子沖縄担当相と面談した。面談は全て非公開。
 普天間飛行場が返還されることを見越して、土地の先行取得を推進するために必要な費用の支援を求めた。要請はこれまでにも実施しており、政府が6月にまとめた「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」には「普天間返還も見据えた基地跡地の先行取得」などを「国家戦略として総合的に推進する」ことが盛り込まれた。
 面談後に取材に応じた松川市長によると「(骨太方針に盛り込まれたことに対しての)お礼と、予算の確保をお願いした。また夜間飛行の騒音や代替機の飛来などがあり、市民に配慮してほしいということも伝えた」という。林官房長官からは沖縄担当相らとしっかり取り組む旨の返事をもらったという。
 要請では、沖縄西海岸道路の宜野湾市内区間の早期事業化も求めた。2025年度に新規事業として着手することなどを求めた。 (嘉数陽)