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発射方向再考を 整備計画で小笠原村


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 小笠原諸島・南鳥島での地対艦誘導弾の射撃場整備計画を巡り、地元の東京都小笠原村は防衛省に対し、発射方向の再考などを要請していると25日、明らかにした。
 村の担当者は取材に「計画は必要だと理解しているが、村の挙げた懸念点には配慮してほしい」と話した。
 小笠原村によると、陸上自衛隊から、発射方向は南鳥島の西側で、有人島やその周辺海域は射程圏外との説明を受けた。
 しかし、西側千キロ余りには父島や母島があるため、村民感情を踏まえて再考するよう求めた。また、誘導弾は大型のため、環境への影響を考慮して回収を検討するよう要請した。