「市民に不安感」　宜野湾市　防衛局へ伝える　屋久島沖オスプレイ墜落事故報告書

　【宜野湾】屋久島沖での米空軍CV22オスプレイ墜落事故の調査報告書が公表されたことを受け、宜野湾市は2日、説明に訪れた沖縄防衛局に対し、市民の不安感があると伝えるとともに、飛行する場合は安全管理の徹底と再発防止策を講じることを求めた。

　市中心には米軍普天間飛行場があり、CV22と構造が変わらない海兵隊仕様のMV22オスプレイが配備されている。市は事故後、政府に対し「事故原因の詳細を早期に明らかにすること」を求めていた。和田敬悟副市長は「今後もオスプレイを含む普天間飛行場所属機の飛行状況を注視しつつ、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還と、返還までの間の危険性の除去および基地負担軽減に取り組む」とのコメントを発表した。

（梅田正覚）