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2氏、一括交付金創設携わる オスプレイ配備、待機児童対策も あす立民代表選 各候補と沖縄の関わり


2氏、一括交付金創設携わる オスプレイ配備、待機児童対策も あす立民代表選 各候補と沖縄の関わり
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 【東京】立憲民主党代表選が23日、投開票される。立候補している野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、泉健太代表、吉田晴美衆院議員と沖縄の関わりはさまざまだ。米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設については全員が「中止」を掲げている。

 2011年から12年にかけて首相を務めた野田氏は米軍輸送機MV22オスプレイの県内配備を強行。尖閣諸島について、東京都による買い取り表明を受けて国有化に踏み切った。沖縄振興では県からの要望に応じて自由度の高い一括交付金を創設した。

 枝野氏は民主党政権時に党幹事長や官房長官兼沖縄担当相として沖縄政策に関わった。尖閣諸島の国有化や一括交付金創設にも携わってきた。政権交代後、民主党・民進党で沖縄協議会の座長を務めた。立民代表時代も沖縄を訪れた。

 泉氏は民主党政権時に内閣府政務官を務め、沖縄振興に関わった。沖縄の待機児童対策に取り組む「沖縄待機児童対策スタディ・グループ」で座長を務めた。立民代表としても選挙応援や沖縄全戦没者追悼式などで沖縄を訪れている。

 衆院当選1回の吉田氏は沖縄政策に直接携わった場面は少ない。今回の代表選に向けた琉球新報のアンケートでは、辺野古新基地建設について「(建設反対の)民意は住民投票の結果からも明らか」と強調した。南西諸島への自衛隊配備には反対と答えた。

 (明真南斗)