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「平素から民間空港を使用した訓練必要」自衛隊、県の自粛要請に応じず 日米統合演習キーン・ソード 沖縄


「平素から民間空港を使用した訓練必要」自衛隊、県の自粛要請に応じず 日米統合演習キーン・ソード 沖縄 防衛省(資料写真)
この記事を書いた人 Avatar photo 明 真南斗

 【東京】日米共同統合演習「キーン・ソード」で計画される米軍機の民間空港使用や日米オスプレイの参加を巡り、県が防衛省に自粛するよう求めていることについて、吉田圭秀統合幕僚長は3日の会見で「さまざまな地域からの反応があると思うが、引き続き地元に丁寧な説明を続けていきたい」と語った。自粛に応じない考えを示した。

 吉田統幕長は「沖縄県を含む南西諸島で抑止力を高めることは喫緊の課題だ」と強調した。

 森下泰臣陸上幕僚長は同日の会見で、オスプレイなどの民間空港利用に懸念の声が上がっていることを問われ「地域住民に不安を与えているのであれば、しっかり説明し、理解を求めながらやっていきたい」と述べた。

 内倉浩昭航空幕僚長は3日の会見で、キーン・ソードで空自機が民間空港で離着陸することについて「あらゆる事態において能力を最大限発揮するため、多様な空港を使用できることが重要で、平素から民間空港を使用した訓練必要だ」と語った。

 (明真南斗)