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【一覧】沖縄関係の国会議員コメント<石破首相所信表明>


【一覧】沖縄関係の国会議員コメント<石破首相所信表明> 国会議事堂(資料写真)
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地位協定改定触れず

 赤嶺政賢衆院議員(共産) 首相就任前に繰り返した地位協定改定は、所信表明演説では全く触れられていない。選択的夫婦別姓も同様だ。沖縄戦や米軍統治の歴史にふれながら、辺野古をすすめる態度は県民を愚弄(ぐろう)するものだ。

沖縄守られるのか疑問

 新垣邦男衆院議員(社民) 5本柱の「守る」を掲げたが、沖縄は守られるのか疑問。地位協定改定に全く触れていないのには驚いた。少子化は「静かな有事」との表現に強い違和感。改憲発議にも前のめりで沖縄にとって危ない所信表明。

沖縄支援強化を明示

 島尻安伊子衆院議員(自民) 沖縄振興への強い思いが示された。経済効果が県民に十分波及することの重要性に触れた上で、沖縄と向き合いながら支援を強化するとの方針を明示した。共に取り組み、県民が実感できる施策を実現したい。

国民・地方守る意志感じる

 西銘恒三郎衆院議員(自民) 長年の苦労を経た石破総理の人柄を感じた。特に沖縄への思いや国民・地方を守る意志の強さを感じる。平和を永続させる事の重要性は安全保障の専門家として人一倍強い石破総理の所信演説と感じる。

沖縄の歴史言及評価

 国場幸之助衆院議員(自民) 沖縄の強い経済実現と歴史や可能性への言及を評価。総選挙の争点は物価高を上回る賃上げ実現と国民を守る責任を果たす政権選択。勇気と真心を持って国民を信じ信頼される謙虚な政治に邁進(まいしん)する。

豊かな沖縄振興を確信

 宮崎政久衆院議員(自民) 戦争や復帰が遅れた歴史を忘れない決意があり、沖縄への真摯(しんし)な思いが伝わった。物価に負けない賃上げを導く経済政策、地方創生に力を入れる方針もあり、県民の暮らしが豊かになる沖縄振興になることを確信した。

「平成の琉球処分」想起

 屋良朝博衆院議員(立民) 総裁選公約の地位協定見直し、アジア版NATOに一切触れない公約軽視か。党幹事長時代に辺野古埋め立て反対を公約した沖縄の全自民国会議員に翻意を強制した「平成の琉球処分」を思い起こす

経済支援、高く評価

 金城泰邦衆院議員(公明) 石破総理は所信表明で、沖縄経済を強化すべく支援を継続すると宣言された。また、沖縄の歴史的経緯にも触れられ、基地負担の軽減にも引き続き取り組む、と表明された。その点を高く評価したい。

日中外交の努力を

 伊波洋一参院議員(沖縄の風) 中国との「戦略的互恵関係」を包括的に推進し、「建設的かつ安定的な関係」を日中双方の努力で構築するためには、南西諸島の軍事化を止め、先島の戦場化計画ではなく日中外交に努力すべきだ。

辺野古推進に失望

 高良鉄美参院議員(沖縄の風) 地上戦や米軍施政下への言及など変化がみられるが、県民が望まない辺野古推進に失望を禁じ得ない。ルール、人権を守ると強調するが、破ってきたのが自民党。しがらみの多い自民党で改革は不可能だ。

沖縄の現状直視に期待

 比嘉奈津美参院議員(自民) 沖縄の現状を直視し、普天間飛行場の一日も早い危険除去の実現はもとより、県民所得倍増や、沖縄経済の強化支援に向け、これまで以上のきめ細かい対応、手腕に期待したい。