伊東沖縄担当相は玉城知事と中川議長との面談で、石破茂内閣の目玉施策でもある「地方創生」を推進させると強調した。伊東氏は担当相を兼務する地方創生と「沖縄振興をどうやってリンクさせて膨らませていくかを考えている」と述べ、都道府県や市町村の自主的な取り組みを国で後押しする考えを示した。
石破首相は所信表明演説で「地方こそ成長の主役」と掲げ、地方創生を再起動させると表明。地方創生の交付金を倍増すると打ち出した。
一方で、沖縄振興予算の編成を巡っては、県と市町村の裁量で使途を決められる一括交付金など、地方向け補助金が減額。国側に裁量権が大きい予算の割合は増額し、予算編成を通して国が市町村をコントロールしているようにも映る状況だ。
新内閣の打ち出す地方創生が沖縄にどう影響するか自治体の注目度も高い中、伊東氏は知事との面談でも時間を割き「地域活性化、地域興しのために力を入れて頑張るところに予算を応援する、後押しを国がするという事業だ」と強調した。「沖縄県庁をはじめ、県内の市町村の皆さん方のご奮闘をお願いしたい」と呼びかけた。