自身の政策を訴える今野麻美氏
琉球新報社 琉球新報は27日投開票の衆院選に沖縄2区から立候補している、参政新人の今野麻美氏（47）、自民前職の宮崎政久氏（59）、維新新人の赤嶺昇氏（57）、社民前職の新垣邦男氏（68）の4氏にインタビューを実施した。候補者らは沖縄振興策や辺野古新基地建設への見解、自身の強みなどをアピールした。無所属新人の比嘉隆氏（47）の訴える政策も合わせて紹介する。 （’24衆院選取材班）
―最大争点は何か。
「積極財政と減税をすることだ」
―選挙区内の課題と解決策は。
「沖縄振興の費用をもらっても、箱物など大きな建物を造る技術が沖縄になく、本土にお金が流れてしまっているとの声が党員から寄せられた。沖縄は技術力を高めていかなくてはならない。また観光産業の分野でも、観光と農業をあわせたようなものも需要があるのではと思う」
―強く訴える政策と政治家としての強みは。
「1次産業の予算を3倍にして、2040年くらいまでに食料自給率を倍増させたい。ここはお金をかけるべき分野だ。自分の強みは本質を見抜く力と粘り強さだと思う」
―岸田内閣と玉城県政の評価、石破内閣の沖縄政策の評価は。
「岸田内閣は全く評価しない。緊縮財政や再生エネルギー推進、LGBT関係、コロナワクチン、これら全て失敗政策だと思っている。良いことをやっているように見せかけて、悪いことをやっている政策が多い。玉城県政については、党員から意見を集めると、何もしていないという評価だった。石破内閣の地位協定の改定に関しては、自衛隊が米軍の一組織にされては困るという評価だ。悪い方に変えるのは反対だ」
―辺野古新基地計画の賛否は。今後も争点となるか。
「日本が自分たちで国を守るために、辺野古の土地でなければならないのか、どういう施設が必要なのか、もう一度協議して決めていくことが必要ではないか。計画が長引くほどお金がかかってしまうので、早く考えていかなくてはならないことだ。また辺野古については今後も争点になるだろう」
―沖縄振興には何が必要で、どう取り組むか。
「高速道路の無料化で観光客に喜んでもらうことや、公立で探求型のフリースクールを沖縄につくり、それを全国に展開できるモデルにすることを提案する」
―南西諸島への軍事強化への評価は。
「賛成だ。中国が沖縄に攻撃してくる可能性は高いと思う。反撃能力があるミサイル配備などについても賛成の立場だ」
