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2024年度県功労者表彰、12人の略歴


2024年度県功労者表彰、12人の略歴 沖縄県庁
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

県が発表した2024年度の県功労者の略歴は次の通り。

牧野浩隆氏(83)【地方自治】
まきの・ひろたか 県副知事、県立博物館・美術館初代館長などを歴任し、沖縄振興計画の策定、米軍基地の整理縮小、本県文化・芸術の保存継承、「戦後沖縄経済史」の著作出版など、本県の地方自治の進展と県勢発展に貢献した。那覇市

中山勲氏(86)【教育】
なかやま・いさお 県教育委員会委員長、精和病院院長、県精神保健福祉協会会長などを歴任。教育行政に積極的に提言を行い、児童生徒の学力向上や教職員のメンタルヘルス対策などの諸課題の解決に尽力するなど、本県の教育の発展に貢献した。那覇市

渡久地美代子氏(87)【伝統芸能・工芸】
とぐち・みよこ 長年にわたり琉球舞踊研究所を運営し、国指定重要無形文化財「琉球舞踊」保持者として、組踊の学校公演の開催や各種教材の編成など、若い世代への琉球舞踊の普及・伝承に尽力するなど、本県の伝統芸能の発展に貢献した。西原町

仲村清雄氏(77)【スポーツ振興】
なかむら・せいゆう 長年にわたりゴルフ競技者として選手権大会に出場するなど第一線で活躍し、本県のゴルフ競技の礎を築いたほか、沖縄市体育協会副会長などとして地域のスポーツ競技の発展に尽力し、ゴルフ競技の普及とスポーツ振興に貢献した。沖縄市

安次嶺馨氏(82)【社会福祉】
あしみね・かおる 長年にわたり県立病院医師として救急医療、小児医療、研修医の育成に尽力し、県立南部医療センター・こども医療センターの初代院長として、小児専門医療を充実させるなど、本県の医療の発展と社会福祉の向上に貢献した。那覇市

佐久本武氏(80)【観光振興】
さくもと・たけし 瑞泉酒造取締役、県酒造組合連合会会長として泡盛業界の発展に寄与するとともに、那覇市観光協会会長、沖縄観光コンベンションビューロー理事を歴任。観光客の受け入れ体制強化に尽力し、本県の産業、観光振興に貢献した。那覇市

嘉数昇明氏(82)【地方自治】
かかず・のりあき 県副知事、出納長、県議会議員などを歴任し、コンベンションアイランド沖縄の形成、海外・県外との交流拡大、青少年の健全育成、島守の心の継承に尽力するなど、本県の地方自治の進展と県勢発展に貢献した。那覇市

安次富順子氏(81)【文化・学術】
あしとみ・じゅんこ 琉球料理・沖縄の食文化研究家として、琉球料理保存協会の設立に関わり、琉球料理の研究と普及、琉球王朝菓子の再現、ブクブクー茶の復元、琉球料理伝承人の指導育成に尽力するなど、本県の食文化の発展に貢献した。那覇市

大城武則氏(85)【スポーツ振興】
おおしろ・たけのり 長年にわたり剣道部監督を務め、高校生の指導・育成に尽力し全国大会で優秀な成績を残したほか、県剣道連盟会長などとして、ねんりんピックや全国大会を開催するなど、本県における剣道の普及・発展とスポーツ振興に貢献した。那覇市

比嘉富子氏(82)【社会福祉】
ひが・とみこ 子どもが安心できる場所を設けたいとの思いから、自ら保育所を開設・運営し、社会福祉法人勢理客福祉会の設立へと発展させ、地域の保育環境の向上や保育人材の育成に尽力するなど、本県の社会福祉の向上に貢献した。浦添市

宮里敏男氏(82)【社会福祉】
みやざと・としお 宮古島地区交通安全協会会長、県交通安全協会評議員として、長年にわたり地域における交通安全運動に従事し、交通安全標板や宮古島まもる君の設置など、工夫を凝らした交通安全活動を展開し、本県の社会福祉の向上に貢献した。那覇市

照屋恒氏(84)【平和・人権推進】
てるや・ひさし 学童疎開船対馬丸の生存者として長年にわたり複雑な思いを抱えながら、残された者として語り部となることを決意し、対馬丸や戦争に対する自らの思いや体験を、次代を担う世代へ伝える活動を行うなど、平和教育の推進に貢献した。那覇市