【ニューヨーク】NYで出会いCD発売 宮里さん、浦崎さん


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第1弾CD「絆道」を発売した浦崎さん(左)と宮里さん=ニューヨークのアバタースタジオ

 ニューヨーク(NY)在住のピアニスト、宮里恵さん(浦添市出身)と浦崎芳郎さん(那覇市在住)が結成したユニット「ヨシロウ・ウラサキ&メミー・ラパン」の第1弾CD「絆道」が2月22日、沖縄で発売された。全6曲収録。透き通るピアノの音色を生かした宮里さんのアレンジと、浦崎さんの力強い三線とボーカルが特徴の「NY発沖縄テイスト」のアルバムだ。4月には沖縄で凱旋(がいせん)ライブを行う予定。

 CDはインターネットで試聴できる。http://www.myspace.com/ymproject
 NYマンハッタン市内のマネス音楽院で学ぶ宮里さんと同市内で演奏活動中の浦崎さんの出会いは約3年前。ジャンルは違うが音楽を究めようと渡米した同じ県出身者として意気投合し、「NYの息吹を込めたアルバムを制作しよう」と浦崎さんが提案し実現した。作詞・作曲を浦崎さん、編曲を宮里さんが担当した。
 パーカッションなどに現地ミュージシャンらを迎え、2006年8月、マンハッタン市内のアバタースタジオで録音した。その後、浦崎さんの帰国が急きょ決まり、編曲作業を加えた後、昨年11月に名護市内で再録音した。
 宮里さんは、06年5月にニューヨーク市内のマネス音楽院を卒業。セントラルパークやマンハッタン市内のクラブなどを舞台に、フランス人歌手やジャズミュージシャンらとのコラボレーションを通して、現地のアーティストらが持つ多面性を吸収した。「いつかは沖縄の音楽をアレンジしたオリジナル曲で、沖縄をアメリカに紹介していきたい」と語っている。
 先月は「Don’t Tell Mama」でディナーショーを行った日本人歌手、トシ・カプチーノさんの演奏も担当した。
(ロサンゼルス通信員・平安名純代)