【ブラジル】創作芸団レキオス 移民100年で5月に公演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
創作芸団レキオスの移民100周年記念ブラジル公演を決めた会議=6日、県人会館中サロン

 沖縄からのブラジル移民100周年を記念して、創作芸団レキオス(照屋忠敏主宰)がブラジルで公演することになった。ブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)など13団体の後援と移民100周年記念協会(松尾浩会長)の協賛で実現する。公演は5月17日にサンパウロ市の県人会館大サロン、同18日に日本文化福祉協会大ホール、同20日には首都ブラジリア、同23日にはバストス市、同25日にはマリーリア市で予定されている。

 創作芸団レキオスのブラジル支部、レキオス芸能同好会エイサー太鼓(大嶺初枝主宰)が、3月6日午後、県人会館中サロンで第2回創作芸団レキオス・ブラジル公演実行委員会(山城勇委員長)を開き、開催を正式に決めた。
 山城委員長は「3月2日のサンシンの日は大成功だった。皆が同じ気持ちで協力すれば大きな力になる。ウチナー太鼓には私たちを勇気づけ、奮い立たせてくれるものがある。創作芸団レキオス公演も、みんなの力で成功させよう」と実行委員に呼び掛け、協力を求めた。
 レキオス芸能同好会エイサー太鼓は、2001年に設立。ブラジリアとマリーリア市に支部があり、会員は6歳から40歳までの230人。月平均4回、県人会や日系社会のイベントで勇壮な沖縄太鼓の演舞を披露し、琉球國祭り太鼓とともに高い評価を受けている。
 現在、サンパウロ市では約60人が毎週金曜日と土曜日に集まり、練習を重ねている。
 (与那嶺恵子通信員)