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沖縄コミュニティーに若者の参加を呼び掛けるイベント「チバリヨー」が4月4日夕、ハワイ沖縄センターで行われた。ハワイ沖縄連合会が、組織のことをもっと知ってもらい沖縄の文化にも触れてもらうという目的で毎年開催している。
中学生から成人までの若者、沖縄の文化に興味がある人、連合会へこれから参加したい人たち約100人が集まった。イベントの実行員も若者で編成され、昨年、沖縄への学習旅行(スタディツアー)に参加したメンバーが中心となった。
参加者はいくつかのチームに分かれ、ゲームを通して沖縄の食べ物、地理、踊りを学んだ。ハワイ沖縄センター内の様子を学ぶ探検ゲームやクイズで各チームが競い合った。昨年の連合会主催の沖縄へのスタディツアーのスライドショーも披露された。
ゲームの後は、各チームで、グループディスカッションが行われ、意見を出し合った。連合会やクラブに若者への参加の動機付け、連合会としてどのような地域活動をしていきたいか、沖縄のアイデンティティーを若者に伝える手段は、といった事柄について意見を出し合った。
アンダギーチームの天願マイクさん(28)はオーラルヒストリーとして、シニアに家族の歴史、沖縄コミュニティーの歴史を話す機会をつくって記録に残し、若者に伝えることを提案。ゴーヤーチームの山里チャールズさん(16)は「沖縄の文化を学ぶいい機会だった。特にカチャーシーの踊り方を習い自信がついた。沖縄へも行ってみたい」と感想を語った。
最後に、連合会の糸村ジョン会長が「人に頼らず、今日学んだことを自ら行動に移して、これからも会を盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。毎年、充実したイベントへと成長し、目的を達成しつつあると関係者は語った。
(名護千賀子通信員)