【ペルー】琉球とアンデス舞踊披露 盛大に北中城村人会文化祭


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 在ペルー北中城村人会(名幸アレハンドロ会長)恒例の第5回文化祭が3月9日夕、リマ市内へススマリア区の日秘劇場で盛大に催された。
 今年で5回目を迎えた文化祭。開演前には1200人収容の日秘劇場が立すいの余地もないほど超満員に。

 この催しは在ペルー北中城村の青年部を中心に、沖縄の歌・三線、琉球舞踊やエイサーなどと、ペルーのアンデス地方に古くから伝わる伝統的な民族舞踊などを織り交ぜて紹介したもので、斬新な試みとして好評を博している。
 北中城村人会顧問の安座間義勝さんが司会を担当、元村費研修生らの「かぎやで風」で第一部が幕開け。青年部の踊り「お富さん」、児童の踊り「ありがとう」、歌・三線グループのハイサイ・ウチナーによる沖縄民謡、アルゼンチン・タンゴ、沖縄の雑踊り「海のチンボーラー」、ペルー北部、アレキーパ地方の民族舞踊が舞台狭しと紹介された。
 第二部は中央アンデスの民族舞踊「アシカタ・パヤイチス」で始まり、福崎エリックさんの演歌の熱唱、ペルー北部の海岸線を中心に広がった優雅な男女間の踊り「マリネーラ」などが披露され、観衆を魅了した。
(赤嶺光弘通信員)