【ペルー】幼稚園に寄贈続け10年 ソロプチミストとベンチャーク


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 1998年に沖縄ソロプチミストとベンチャークラブ沖縄がペルーの恵まれない地域に幼稚園を寄贈してはや10年の歳月がたったが、今も毎年欠かさず善意のプレゼントが県人会を通して届けられている。

 昨年10月に沖縄ソロプチミストの城間みどりさんを介してペルー沖縄県人会に米ドル(一昨年分も合わせて計700ドル)が届けられたが、幼稚園のマリア・デル・カルメン園長からの要望で、園児たちへ滑り台をはじめとする遊具が届けられた。
 98年の設立当時から、沖縄ソロプチミスト&ベンチャー幼稚園と命名された幼稚園には、現在240人の園児が通っている。園長ほか11人の先生が指導に当たっており、新学期が既に始まった3月27日、遊具の引き渡し式に臨んだ県人会幹部は、園長や父母、園児たちの心のこもった歓待に大きな感銘を受けた様子だった。
 これまで、沖縄ソロプチミスト&ベンチャークラブから、音響機器やパソコン機器、電子オルガン、テレビ・ビデオ機器、机・いすなどが届けられていて、引き渡し式に臨んだマリア・デル・カルメン園長が「言葉で言い表せないほどの恩恵を受け深く感謝している」とお礼を述べた。
 これまで遊具施設のなかった幼稚園児たちは思わぬプレゼントに大はしゃぎ。列をつくって遊びに興じていた。
(赤嶺光弘通信員)