【アルゼンチン】ロサリオで移民100年祭


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 在亜沖縄県人移民100年祭典実行委員会(米須清文委員長)は13日、サンタ・フェ州州都ロサリオ市の日本人会館で記念祭典を盛大に開催した。

 記念祭典を全国的に意義あるものにするためにロサリオ市とコルドバ市の集団居住地でも実施することになった。今後、8月にブエノスアイレスで本祭典を開いた後、10月にはアルゼンチンの中央に位置するコルドバ市でも記念祭典を実施する予定。
 ロサリオ(120家族)での祭典には、ブエノスアイレスやコルドバ市からも多数が参加。ロサリオ日本人会(人口は沖縄県人が断然多いが公的名称)を代表し照屋ロベルト・ロサリオ日本人会副会長が「100年祭をロサリオ市やコルドバ市で開催することは大変喜ばしいことであり、意義深い。隣州からこれだけ大多数の同胞が集まって祝い事を共に行うことは100年の歴史にふさわしい」とあいさつした。
 米須100年祭典実行委員長は「本祭典はもちろん8月に行うが、これを広くアルゼンチン社会にも知らしめるために、若い子孫の力を信じて開催した」と趣旨を説明。国際協力機構(JICA)ブエノスアイレス事務所の和田俊一次長(ウチナームーク)が祝辞を述べた。
 余興ではブエノスイレス、コルドバ、ロサリオから34の盛りだくさんの演目が集まり、実に華々しい移民100年記念祭典となった。
(新垣善太郎通信員)