【ワシントンDC】新春会会場に首里高の紅型 沖縄会に卒業作品寄贈


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 このほど開かれたワシントンDC沖縄会の新春会会場に、はるばる太平洋を渡って紅型が飾られた=写真。首里高校染織デザイン科の生徒による卒業作品2点が寄贈され、大型作品の1点が借用されて来た。

 舞台に掛けられ目を引いたのは、紺地のバックに鳥、花、蝶の絵柄の紅型。宴会会場の特設ステージには、ガジュマルとキジムナー、首里行列をモチーフにしたものが飾られ、大型作品(3枚続きパネル型)は琉球王朝時代を題材に首里城、唐船等が描かれている。この3枚続きの壮大な作品は、会場の壁いっぱいに掛けられた。
 ワシントンDCエリア州在の賀数章子さん(那覇出身)は「恩師の金城登先生(現浦添工業高)の計らいと、喜村花先生の協力で作品を持ってくることができた。母校に感謝している」と話していた。
(鈴木多美子通信員)