琉球新報社 
日系歌手で「よっちゃん」の愛称で親しまれている安座間フアン善勝さん（北中城村系３世）＝写真＝のチャリティー歌謡コンサートが４月１２日に日秘劇場で超満員の観客を集めて催された。
今回で２回目のチャリティー歌謡コンサートは２０年ぶりの開催。開演前には１２００人収容の日秘劇場が歌謡曲ファンで埋め尽くされた。
「よっちゃん」はこれまでパン・アメリカン協会が主催する南米歌謡大会にペルー代表で出場、優勝または準優勝の栄冠を勝ち取っており、その抜群の歌唱力は日系人社会でも知られている。
羽織はかまで登場したよっちゃんは、オープニング曲として「王将」、続いて「みちづれ」などを歌った。第２部は「島んちゅぬ宝」などを披露。第３部は北米・ロサアンゼルスとアルゼンチンからゲストとして駆け付けたサム・藤井とヒロ・花城が「サバの女王」と「山河」を歌った。
フィナーレでは「まつり」を法被姿で歌い上げ、超満員の観衆を魅了した。コンサートの収益金は、エンマヌエル孤児院に全額寄付されることになっている。
（赤嶺光弘通信員）
