【ボリビア】「母国」の体験、力に 研修員6人が帰国報告


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研修報告で、留学中に「三線サークル」に加わったことを報告する知花ルミさん=3日、日ボ協会文化会館

 この1年間に日本などで行われた研修にオキナワ移住地から参加した人によるオキナワ日ボ協会社会教育部主催の「研修員帰国報告会」が3日、日ボ協会文化会館で行われた。

 研修の成果を移住地全体で共有し、生活や仕事に浸透させるのが目的。昨年に引き続き、今年で4回目。今回報告した6人のうち、前半に報告した3人は、いずれも日系3世で、祖父母の祖国を訪ねたことを大きな経験として語っていた。
 沖縄県ジュニアスタディーツアーに参加した大城広大さんは「日本語を勉強する大切さと、沖縄人として生きる素晴らしさを学んだ」と報告をまとめていた。
 JICA日本語学校生徒研修に参加した大城あいりさんは、体験入学の時に聞いた生徒の教師に対する言葉遣いや態度が理解できずにがっかりしたことなども語った。
 後半は、老人介護に関する研修を踏まえながら、高齢化を迎える移住地で自分たちが見学や実習してきたことを活用したいと語っていた。
 このほか、知花ルミ(沖縄県海外留学生)、佐渡山佐代子(JICA老人介護人材養成コース)、知花弘美(JICA老人介護人材養成コース)、山城信子(JICA農村婦人リーダー研修)の各氏が報告した。
(木内一夫通信員)