【アルゼンチン】ルイスさんに栄冠 移民100周年記念・囲碁国際大会


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優勝者のディエゴ・ルイス五段(右)、相手は安谷屋正信四段=5月17日、在亜沖縄県人連合会館

 移民100周年記念行事の一環として5月17日、在亜沖縄県人連合会館の本会場で囲碁国際大会が開催された。

 本来、国際大会というからには少なくとも3、4カ国以上から参加があってしかるべきだろうが、今大会はアルゼンチン人13人、日系人9人の合計22人による少人数の大会となった。
 これまで国際大会は2、3回開いたが、そのいずれも文字通り国際大会の名に恥じないものだった。というのは中国、台湾、韓国、アルゼンチンそして日系人と国際の名に恥じない人々が参加したのだ。
 今回は参加者以外見物人のいない大会となった。これは開催日が土曜日で、中国、韓国、台湾などの国民が仕事で出られないという事情による。彼らは移民の歴史が浅く、日曜日だけしか暇がないのだ。
 大会は午前10時から始まり午後4時には終了。優勝はディエゴ・ルイスさんという5段のアルゼンチン人。2位は与那城利雄さん(4段)で、沖県連囲碁部の部長である。3位はアルゼンチン人となった。試合の後、米須清文100年祭委員長から優勝カップの贈呈があり、ひとまず記念行事としては無事終わった。
(新垣善太郎通信員)