【ペルー】新役員の就任祝う 県人会、後継者育成へ女性、3世起用


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ペルー沖縄県人会2008年度役員の各氏。前列中央(右から5人目)が親泊会長=5月24日、沖縄県人会館

 ペルー沖縄県人会(親泊フェルナンド会長)の新役員就任式が5月24日、沖縄県人会館・西銘順治大ホールで行われた。関係者らが出席し、新役員の就任を祝った。

 宇田川雅幸在リマ日本国領事、中村ホルへ日系人協会副会長、深沢アンへリカ日系婦人会会長、新垣ひろみペルー沖縄婦人会会長や日系人協会顧問、県人会顧問、婦人会相談役、在ペルー各市町村代表らが列席した。
 冒頭、久高ミゲル選挙管理委員長が、4月19日の総会で2008年度会長に親泊フェルナンドさん(旧具志頭村系2世)を全会一致で再選した経緯を報告。親泊会長は会計、副会長を経て07年度に会長に就任した。
 本年度の役員には女性と3世の若手が目立っている。若い世代の県人会離れの流れを止め、ウチナーンチュ意識の高揚と後継者育成を図る狙いがある。
 親泊さんは自ら経理事務所を経営する傍ら、日系人協会の100周年記念病院と日秘劇場の経理も担当、経理のエキスパートとしての評判が高い。これまで赤字続きだった県人会の台所を黒字に転換させた業績も高く評価されている。
 08年度役員は、次の各氏。
 相談役・島袋フアン、会長・親泊フェルナンド、副会長・久高ミゲル、幹事長・安里ビクトル、会計・諸見里安政、副会計・崎原エレナ、企画部長・比嘉ロベルト、副部長・玉城パトルシア、特別事業部長・新垣ダニエル、文化部長・屋宜リチャード、副部長・桃原エリカ、渉外部長・長浜カレン、救済部長・上江州ドリス、広報部長・小橋川マリア、組織部長・我謝ダンテ、運動部長・小波津ミゲル、副部長・佐久川ルイス、青年部長・新垣ジミー、監査役・上原良和、玉城正一、仲田幸弘、池宮城アウグスト、赤嶺光弘
(赤嶺光弘通信員)