【ペルー】盛大に島袋さんの「掲額式」 母親も熱く祝福


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 2006―07年に県人会長を務めた島袋フアンさん(沖縄市系)の掲額式が5月24日、08年度会長就任式と併せ県人会館西銘順治大ホールで行われた。

 掲額式には会長就任式に参加した多くの来賓や友人、知人のほか、母親のよしえさんも家族を代表して駆け付けた。冒頭、島袋前会長は「多くの人の協力と家族の理解で頑張ってこられた。県人がこの地に根を下ろしてから100年という長い歴史の中で、先輩たちが切り開き、培ってきた県人会独自の伝統を守りつつ会長職を全うすることができたのは皆さまの力強い支援のおかげだ」と謝辞を述べた。
 島袋前会長は任期中、首都リマから600キロ北の町トルヒーヨに県人会支部(小橋川ラモン会長)を立ち上げ、地方との交流を深めたり、ブラジル、アルゼンチンから県系の青少年を招いて初の南米ジュニアスタディーツアーを実施したりして、移住100周年記念事業の一環となるプログラムを締めくくった。現在は日系人協会の総合講習部の部長を務めている。(赤嶺光弘通信員)