【ブラジル】踊り、太鼓会場一体 「レキオス」サンパウロで公演


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 「創作芸団レキオス」(照屋忠敏代表)のサンパウロ公演「夢の架け橋」が5月17、18の両日、行われた。初日は沖縄県人会館で約1000人、18日の文化福祉協会では約1500人という超満員の入場者で、立ち見が出るほどの人気。本場沖縄のエイサー太鼓の勇壮な演舞に魅了され、舞台と観客が一体となった会場は熱気に包まれた。

 「レキオス」初のブラジル公演(サンパウロ、ブラジリア、バストス、マリリアの各市)は、日本移民・沖縄県人移民100周年と「レキオス」創立10周年を記念して企画され、沖縄県人会や日本移民100周年記念協会など16団体の後援で、山城勇実行委員長を中心に昨年から準備が進められた。
 「レキオス」のエイサー太鼓、獅子舞、同好会の演舞、琉球舞踊など30演目が披露され、観客は誰もが満足した表情。2部の後半は日出克さんが「ミルクムナリ」などを披露した。最後は「アッチャメー」でカチャーシー。それでも足りずにアンコールに応えて弾く日出克さんの曲に合わせ、出演者と観客が入り交じってのカチャーシー。照屋代表は「喜んでもらい感激した。世界の懸け橋となって沖縄のチムグクルを広めていきたい」とあいさつした。
(与那嶺恵子通信員)