ブラジルに紅型の“花” 移民100周年きずな深く


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 ブラジル日本人移民100周年記念式典(日本移民100周年記念協会主催)が21日(日本時間22日)、サンパウロ市のアンニエンビ総合センター内サンボードロモ多目的会場で開かれた。沖縄県人会(与儀昭雄会長)が約170人で、紅型の衣装を着て「四つ竹」を踊った。エイサーやサンバなどで県関連団体が出演し、日系文化の祭典に花を添えた。

 第1回移民船「笠戸丸」の軌跡をたどり、神戸から船でサントス港に運ばれた「友情の火」の聖火台への点火があった。日本移民100周年記念協会の上原幸啓会長があいさつ。皇太子のほかルラ大統領も出席した。
 「四つ竹」で2世、3世たちが着た衣装のうち100着は沖縄から贈られた紅型。「踊りクワディーサー節」に合わせ、節目を迎えた喜びを表した。