5月26日から6月1日までの一週間、パリ18区にあるギャラリーTrois Freresで、新城ゆかりさん(34)の、日本女性をテーマにした個展が開催された。
作品の中には、琉球舞踊を踊る女性の姿や、アイヌ女性、着物を着たしとやかな日本女性像など、北海道から沖縄までの昔の女性が描かれているが、日本人の持つ優しさと強さの象徴として日本の女性をテーマに、この国ではぐくまれてきた心や精神を描きたかったという新城さん。
チベットの自由が世界で叫ばれている現在、自分にもできることがあればと、今回はチベットの女性像などの作品も9点出品、開催期間中はチベットの民族衣装をまとうなど、来場者の注目を浴びていた。新城さんは名古屋市で生まれ育つが、父親が旧平良市出身。
(与那嶺佐和子通信員)