名護市長に姉妹提携要望 ニューカレドニア県系人会長


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 【名護】南太平洋の仏領であるニューカレドニア県系人会のジャンピエール・ゼンコロウ会長と妻のセラさん、沖縄ニューカレドニア友好協会の三木健会長は22日、島袋吉和名護市長を表敬訪問した。ジャンピエール会長は「将来的には名護とニューカレドニアのポワンドミエ村を姉妹都市にしたい」と要望した。

 ニューカレドニアには1905年から900人余の県人が移民したと言われており、今も県系人が多く暮らしている。昨年11月には県系人の訪問団38人が初の来県を果たし、県内各地で交流を深め、名護市内でも市長主催の歓迎昼食会が開かれた。
 ジャンピエール会長によると、ニューカレドニアの北に位置するポワンドミエ村に住む県系人の中でも名護市出身が多いという。ジャンピエール会長は昨年の訪問団を歓迎してくれたことに感謝し、「県内でもニューカレドニアとのつながりが深い名護市と交流を続けて行きたい」と話した。
 三木会長は「(姉妹都市は)すぐには難しいと思うが、時間をかけて交流していければ」と期待した。島袋市長は「今後、交流を続けながら検討していきたい」と話した。