【ブラジル】4世オオグシクさん ミス琉装に


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ミス琉装コンテストで入賞した(左から)リリアンさん、ラリッサさん、ベアトリスさん、メイリさん=7月13日、ブラジルのジアデマ市

 ブラジル沖縄文化センター(与那嶺真次理事長)とブラジル沖縄県人会(与儀昭雄会長)主催の「第21回郷土祭り・ミス琉装コンテスト」が7月13日、ジアデマ市の同文化センターで行われた。

天気にも恵まれ、約1000人の来場者が満開の沖縄桜と沖縄の芸能を楽しんだ。コンテストには14の支部や組織から推薦された19人が出場。応援合戦も華やかに繰り広げられ、移民100周年の郷土祭りを盛り上げた。
 午前の部はレキオス芸能同好会と琉球舞踊協会による「エイサー祭り」が披露された。午後の部は「ミス琉装コンテスト」をメーンに、古典音楽、琉球舞踊、民謡、空手、琉球國祭り太鼓などが披露された。また、来伯中の宮沢和史さんが「島唄」「沖縄に降る雪」、中平マリ子さんが「川の流れのように」「さくらさくら」などを歌い、会場から大きな拍手が送られた。
 コンテストは、最初にスポーティーな服装で一人一人自己紹介し、次に紅型衣装に花笠を持った姿で美が競われた。
 審査の結果、今年の「ミス琉装」には中央支部推薦のラリッサ・ツボイ・オオグシクさん(19)=4世=が選ばれた。第1準ミスはリリアン・ミカ・ギマさん(19)=2世、パトリアルカ支部、第2準ミスはベアトリス・ユカリ・ナカタさん(21)=2世、金武町人会、ミス・シンパチアにはメイリ・ユリ・タカラさん(24)=2世、サンタ・マリア支部=がそれぞれ選ばれた。
 ラリッサさんは「100周年の記念にと思い応募した。基礎的な日本語が分かる程度なので、これからは日本語を学びながら沖縄、日本の文化をもっと勉強したい。とてもうれしい」と語っていた。
(与那嶺恵子通信員)