【ボリビア】オキナワ少年、全戦全勝 全国野球大会でV


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 7月19、20日にコチャバンバでボリビアの少年野球全国大会が開催され、オキナワ移住地のチームが2つの部で全戦全勝し優勝した。11・12歳による軟式の部は3チーム、13・14歳による硬式の部には4チームが出場した。サンタクルスチーム以外は、いずれもボリビア人で構成されていた。

 サンタクルスチームは、当初はサンタクルスのもう一つの日系人移住地サンファンの児童生徒と合同のチームを組み、練習を重ねてきた。しかし、大会日程が急に変更され、サンファンの選手は参加できなくなったため、オキナワ移住地の児童生徒だけで再構成された。冬休みを返上して練習をした結果、硬式の部は、ホームラン3本を含む3試合での総得点が65点と圧勝した。軟式チームも苦戦しつつもピッチャーの活躍により優勝をつかんだ。
 監督を務めた沖縄県派遣の比嘉悟教諭は「大会の運営に関してはさまざまな問題があったが、その中で子供たちは頑張った。半年後の南米大会につながる成果を残すことができた」と語っていた。(木内一夫通信員)