【ブラジル】在那覇名誉領事 来伯、歓迎受ける


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 沖縄県人移民100周年記念式典に参加するため、西原篤一ブラジル在那覇名誉領事・沖縄ブラジル協会会長が11日来伯した。早朝のグァルーリョス国際空港には与儀昭雄県人会長をはじめ、友人、知人約30人が出迎えた。いつもは海外からのウチナーンチュを那覇空港で出迎える西原会長だが、今回は100周年記念式典の来賓としてブラジル沖縄県人会関係者の熱い歓迎の輪に囲まれた。西原会長は9月6日まで滞在する予定。

 西原会長は大城文正民謡保存会支部長らと懇談した後、100周年記念祭典に向け最終調整に追われている山城勇実行委員長、与儀会長を県人会に訪ね、県がまとめた慶祝団名簿を手渡し、100周年への県の取り組みなどをあらためて報告。今回の記念式典では100周年記念事業の「移民資料館」建設募金で集められた寄付金(1000万円)と「シーサー二頭」「記念図書100冊」が、西原会長を通して贈呈される。西原会長は「募金活動に協力してくれた県・市町村・経済団体・県民各位に感謝している」と語った。
(与那嶺恵子通信員)