【中国時報】貧富の所得格差、過去最高の58倍


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 財政部所属の財税資料センターの統計によると、台湾の所得格差が58倍と過去最高記録を更新したことが分かった。

 所得格差は特に2000年に入って悪化し、最も豊かな5%と最も貧しい5%の平均所得格差は1988年には32倍、2000年には40倍、03年には51倍、05年には54倍、08年には58・61倍に達した。
 政治大学の王振寰教授は、格差が拡大している外的要因としては、グローバリズムと中国経済の成長があり、内的要因としてはその中国の成長に対して国内の産業構造が対応できていないことと、不公平な税制があると指摘している。
 汐留で理髪店を開く母子家庭の母親は「ここ数カ月でお客は半分になり、電気代、ガス代、子供の学費も軒並み値上がりし、どうしたらいいか分からない」と嘆く。